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        合計

        【糸の素材】
        全体はコア糸。
        一部ポリエステルスパン。
        デニムのアイテムを作る時の糸の素材の選択肢は3つ。
        (厳密にはなんでも使えるじゃん。みたいなとこは大目に見てね)
        ・綿
        自然な色落ちが楽しめる。
        強度に不安がある。
        60年代より前の物では綿糸が使われている事が多い。
        ・ポリエステル
        綿に比べて光沢があり強度もある。
        色落ちは殆どしない。
        60年代後半くらいからビンテージでも使われている物がある。
        ・コア(綿とポリのハイブリッド)
        芯部分はポリエステル。
        表面が綿。
        という良い所どりの糸。
        良い所しかないようにも思えるが色の落ち方など綿とは異なる。

        それぞれ特徴があって
        作るアイテムにより使い分けられます。
        old noteでは主に
        コア糸を使用しました。
        『綿糸が使いたい!』
        という葛藤も無かった訳ではありませんが。
        主にコア糸を使ってはいるのですが、なんと、
        ある縫製部分だけポリエステルの糸を採用しています。
        それは、
        【後の尻ぐりとヨーク接ぎの巻き縫い】
        です。
        この仕様にした理由は、
        ビンテージのサンプリングとまだ見ぬ経年変化へのロマンです。
        60年代後半頃のビンテージジーンズに見られる仕様で、綿の糸で縫われているパンツの一部だけがポリエステルの糸で縫われている物があります。
        デザインとして意図した訳ではなく使われる糸が変わっていく過渡期により混ざり合っていると思います。
        この、過渡期を感じる仕様というのが僕は大好きで採用しました。
        糸の色落ちは新品の状態では分かりません。
        気が付かず混ぜてしまったのか?
        それとも、
        『色同じなら分からないからいいじゃん』
        と縫ったけど時間が経過して露呈したのか?
        なんて考えると楽しくなります。
        そしてそれを
        意図的に取り入れたのがold noteのジーンズです。
        何年か履き込んでパンツの色が落ちてきた時に
        【綿の糸とポリエステルの糸】



        【Fabric】
        16.7オンス オリジナルデニム
        縦糸 7番(糸の太さ)
        横糸 10番×7番の双糸
        【特徴】
        ・16.7オンスという結構重たい生地ですが、横糸を双糸にしているので滑らかな仕上がり。
        ・裁断クズを混ぜたリサイクルコットンを使用している為、普通のデニム生地よりも青みが強い事が特徴的。



        【Brand NAME】
        ベースはcotton。
        文字はrayon。
        素材を変える事でrayonの光沢が生きる。
        ビンテージのブランドをサンプリングしてデザインを作成。



        【運針と糸番手】
        運針という言葉をご存知ですか?
        糸番手は糸の太さを表します。
        (数字が少ない程太い糸)
        運針とは
        『ミシンを使って縫う際に1針でどれくらい進むのか?』
        という事を表す言葉です。
        現場では縫製箇所に応じて
        10針とか13針
        のように表示されます。



        【飾りステッチ】
        リーバイスで言うところのアーキュエイトステッチ。
        横向きに3本のステッチ。
        ここで1番拘ったのは、
        運針と番手です。

        運針12針 30番手

        運針10針 20番手

        運針8針 8番手
        となってます。
        他の縫製箇所もこだわって運針や番手を変えていたりします。
        人によってはどうでもいいような拘りかもしれません。
        『一見どうでもいいような所まで拘ってたりするんだよ。』
        という事に気が付いてもらうきっかけになったり、
        そんな細かな発見や服の内面を覗く面白さを知ってもらいたい!
        という思いを込めました。



        【タックボタン】
        2本足(針)のS字フックが見えるタイプ。
        (SLCのタイプのタックボタン)
        素材は鉄
        ボタンも一言にいっても、とても細かく選択肢が存在します。
        有りすぎて選べない。
        沢山あるのに理想の物は無い。
        そんな理由から
        『何を使うのか?』
        について突き詰めて考える事が結構難しかったりする気がしてます。
        そう考えると、デニムに使うこのボタンはうまく決まりました。
        決めてになったのはS字のフックが見えている所で、ビンテージのジーンズの内側の構造に見られる仕様です。
        ビンテージは内側なので表からは見えないのですが、このボタンは見えています。
        ビンテージを再現したいわけでは無いので
        【意味合いとして取り入れる】
        という所がとても丁度よくて、このボタンを提案してもらった瞬間にコレが使いたいです!となりました。
        (ボタンの真ん中の穴の中をよく見てもらえたらわかると思います。)
        裏側の形も平らっぽいものや角が丸っこい感じの物。色々ありますのでちょっとだけ気にして見てとらえたら色々な商品がある事に気がつくと思います。
        皆さんのお手持ちのジーンズについているボタンはどんな形状ですか?



        【ズレ閂】
        前の明きの部分の閂止めが少しズレた位置に入っています。
        これもビンテージの5PKTでたまに見かける仕様なのですが、
        普段デニム製品に多く関わらせてもらう身としては
        『なんでズラすの?単なるミスでしょ』
        と思う所が本音です。
        ではなぜこの仕様を採用したのかというと、
        「これはなんだろう?」
        と服の仕様を考えるきっかけになると考えたからです。
        ズレ閂は単なる縫製のミス。
        と考えるのは簡単な事ですが、1本や2本のミスがあったくらいで多くのビンテージ好きが認知するほどのデティールになる訳がありません。
        (相当な枚数の中の数枚のミスは埋もれてしまい認知には繋がらない)
        つまり、相当な枚数のズレた閂の製品が存在したと考えるのか妥当です。
        って事はやっぱりミスじゃないのかもな。。
        なんてそんな風に考える事が、当時に思いを馳せる事が出来る。
        という事が時代を繋ぐ服の素敵な所だと思います。